歯科診療室の病態生理学メモ 腎臓の産生するホルモン レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系 renin-angiotensin-aldosterone system:RAAS、RAA系 |
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レニン:renin 腎臓の産生するホルモンのひとつ。 アンジオテンシンangiotensin: angiotensinT、U、Vがある。主として肝臓で産生されるアンジオテンシノーゲンangiotensinogenが腎皮質の傍糸球体装置で主に産生される酵素レニンの働きで分解され、アンジオテンシンTがつくられる。アンジオテンシンTはアンジオテンシン転換酵素(Angiotensin T-Converting Enzyme:ACE)の働きでアンジオテンシンUへ転換される。アンジオテンシンUは血管平滑筋に分布するアンジオテンシンU受容体に作用し、細動脈が収縮し血圧が上昇する。 アンジオテンシンUはさらにアルドステロンの分泌を促進して体液の貯留を促すとともに、蛋白合成を促進し、アルドステロンとともに組織の線維化を促す。その結果、高血圧または左室肥大の発症原因となり、さらには心筋梗塞、不整脈または心不全等の心疾患へと進展する要因となる。 アルドステロンaldosterone: 副腎皮質球状層で合成・分泌される鉱質コルチコイド。アルドステロンの分泌は@レニン-アンジオテンシン系、A血漿K濃度、BACTHにより調節されている。遠位尿細管におけるナトリウムイオンと水の再吸収を促し、体液を貯留させる結果、血圧を上昇させる。 |
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レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系
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降圧剤の種類 |