抜歯後の注意 窪田歯科医院 0263-33-7053

(1)    抜歯後40分程度は折りたたんだガーゼを噛み締め続けることにより、圧迫止血を行っ

てください。ガーゼはガムを噛むようにクチャクチャと噛まず、一定の圧力が抜歯窩に加わ

るようにしてください。(出血の量が多いときには、手指により直接ガーゼを抑えて圧迫止血

してください。)異常に大量の出血が続くか、一度止血した後に、数日後に再び後出血が見ら

れた時は、医院に連絡してください。(激しい出血の場合、夜間でも電話してください。)

肝機能が低下している方は血がとまりにくいことがしばしばあります。

(2)    抜歯した当日は強いうがいは避け、お口の中が気持ち悪い場合は,
ぬるま湯に食塩を溶かしたものか、番茶の出がらしを静かに口に含みましょう。

(3)    抜歯した傷口が治る期間を短くするためには、治癒期間中の飲酒、入浴、喫煙、夜更か

 し、過労を避けることが必要です。(柔らかい食事にして反対側で噛んでください。)

(4)    抜歯後1時間頃から約2時間、ズキズキした痛みが続くことがあります。

 これは一時的な抜歯後の痛みで普通自然に治まります。頬を冷水にて間歇的に冷やすか

抜歯した側と反対側の合谷のツボ(手の陽明大腸経:親指の骨と人差し指の骨の合わさる所

の筋肉のコリコリした部分、胃腸が悪いとここに痛みを感じます。)を反対側の手指で強く

リズミカルに押してください。)  特に下顎の埋伏した親知らずを抜歯した後に、痛みが出やすいのですが、あまり強い痛みが続き、不安を感じる場合は医院にご連絡ください。(極端に冷たい湿布は皮膚に染みをつくるか、傷口の治りを遅らせますのでご注意ください。)

  3〜4日後、いったん痛みがなくなっても、生ビールなどを大量に飲んだ後に、傷口が開いて

  そこに食べ物が入り、また痛くなることがあります。抜歯後2週間くらいは傷口の保護に注意

してください。傷口の治り方にはかなりの個人差があり、貧血やダイエットをしている方、肝機機能障害のある方、糖尿病の方、睡眠不足の方では遅れます。

(5)    抗生物質を服用中はお腹を冷やさないようにして、消化しにくい食べ物を避けましょう。

 腹部の痛み、下痢、蕁麻疹などが現れた場合は、服薬を中止して、安静にしてください。症状がが重く、呼吸困難が見られる場合はすぐに内科、皮膚科、救急外来に連絡してください。

(6)当日の入浴は避け、シャワー程度にしましょう。血圧のあがる運動は避けましょう。