1. | 歯周病菌の感染を受けにくい環境をつくる。 @歯ブラシ、デンタルフロス、超音波ブラシ等で歯茎や歯と歯の間の歯垢(バイオフィルム)を物理的に取り除くのが 一番効果的です。歯垢染色剤でバイオフィルムを染め出し、鏡で確認して取り除くのも効果的です。 A喫煙や糖尿病などの歯周病を起こす誘因となるリスクファクターをチェックし、可能な限り取り除く。 B特に父母や兄弟が重症の歯周病にかかっている方は、ご自分にあったプラークコントロールの 指導を受けて効果的な歯垢除去を行なってください。 |
2. | いったん起きた炎症をすみやかに消炎し、炎症の慢性化を防ぐ。 @歯周病の治療後も、または歯周病の自覚がないときも、定期的な健診とプロフェッショナルケア(歯科医院で行う機械的清掃) を受けましょう。 A歯周病の症状が現れたときは、確実な歯周病治療のプログラムを受け、一度徹底的に歯周病を治し、 それを維持することが必要になります。 B歯肉内に長期間残留しバイオフィルムを破壊する抗生物質であるマクロライド系アジスロマイシンなどの投与を併用する方法も 紹介されています。 |
3. | 力のコントロールを行ないます。 歯の数がある本数より少なくなると、咬み合わせのバランスが崩れ、特定の歯に無理な力が加わるために、 連続的に歯が抜けていきます。 @インプラントにより失われた咬み合わせを回復するか A歯周補綴と呼ばれる考え方で、連結したブリッジで歯の動揺を抑えるか、どちらかの選択になります。 また B歯ぎしりや強い噛みしめを避ける。 C硬い物を噛まない。チューインガムやスルメなど顎に負担のかかる食べ物は避ける。 などの注意が必要になります。 |
歯周病の予防 | |