初診時ひどい頭痛を訴えて来院された患者さん
初診時、ひどい頭痛を訴えて来院された患者さんです。

お口の中を良く見ると、挺出した右下奥歯が顎の自由な運動を
邪魔していました。頭痛の原因が必ずしも咬み合わせだけから
来ているとは限りませんが、考えられる原因はすべて取り除く
必要があります。

干渉している右下親不知を他の欠損部位の自家移植に
使わせていただき、歯の失われた右下欠損部にはインプラント
を埋入、さらに咬み合わせの平面を整える矯正治療を行いました。
2005年3月現在、テスト用の仮の冠を装着して顎の機能の再評価を
行なっています。

現在、患者さんを苦しめた頭痛や耳鳴り、肩こりなのど不定愁訴は
解消しています。
このまま経過観察を行い、仮のセメントの流出と清掃性を確かめた
上で、美しく耐久性のある冠を被せる予定でいます。