ATP アデノシン三燐酸 ⇔ ADP+無機燐酸+エネルギー  
アデノシン3燐酸(ATP adenosine triphosphate)が分解して、アデノシン2燐酸(ADP adenosine diphoshate)になるときにエネルギーを放出。

参照:脂質と血栓の医学http://hobab.fc2web.com/index.html
炭水化物、たんぱく質、脂肪分子から解糖TCA回路電子伝達系 を経てエネルギー源となるATPをつくる。
解糖系

グルコース
 → 2ピルビン酸
細胞質基質内で行なわれる。 グルコースをピルビン酸などの有機酸に分解(異化)し、グルコースに含まれる高い結合エネルギーを生物が使いやすい形に変換していくための代謝過程。

グルコースからエネルギー通貨ATPならびに電子伝達系で用いるNADHを生産する。

解糖系でえられたピルビン酸はコエンザイムAと結合しアセチルCoAとなって初めてTCA回路で利用される。

解糖系の種類

1.エムデン-マイヤーホフ経路(EM経路):
真核生物、嫌気性真正細菌の糖代謝系

2.エントナー-ドウドロフ経路(ED経路):
好気性の真正細菌によく見られる代謝系

3.ペントースリン酸経路(PP経路):
植物に見られる特有な糖代謝系

Wikipedia より引用)
TCA回路
クエン酸回路


2ピルビン酸+6H2O → 6CO2
ミトコンドリア内のマトリックスで行なわれる。 クエン酸回路では、ピルビン酸からアセチルCoAがつくられる。アセチルCoAはオキザロ酢酸と結合し、クエン酸がつくられる。クエン酸が代謝されて、再びオキザロ酢酸がつくられる
電子伝達系

6O2 → 12H2O
ミトコンドリア内膜で行なわれる。 電子伝達系ではNADHなどの水素供与体による電子を用いて膜の外部にプロトン(水素イオンH+)濃度勾配を作り出す。

1つの電子が通過するごとに約5分子のプロトンが膜外に放出される。ATP合成酵素に3分子のプロトンが通過するごとに1分子のATPが作成される。


Wikipedia より引用)
 ミトコンドリアWikipedia 酸素を利用した代謝のできる生物は細胞内のミトコンドリアにより炭水化物を酸化し、酸化過程で大きなエネルギーを得る。最終産物として二酸化炭素と水を排出する。

呼吸の収支式: C6H12O6+6H2O+6O2+38ADP+38Pi → 6CO2+12H2O+38ATP

上図は「脂質と血栓の医学」(柳沢氏)のホームページから、許諾を得て引用。(無断転載を禁止します。)

図を引用、印刷配布等するに当たっては、必ず著作権を有する柳沢先生の許諾が必要になります。

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